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この仕事を始めたきっかけは、兄でした。自分より先にトラックドライバーとして働く兄の姿に憧れたというか。それまでは高校の友人の紹介で熱帯魚の卸で働いていました。自分でも飼ってみたかったのですが、家で猫を飼っていたので私自身は熱帯魚は飼えませんでした。そんなときに兄から「お前もトラックドライバーをやってみないか？」と誘われて、給料も熱帯魚店より高かったので転職を決めました。当時からよく人を募集している業界だったので、すぐ働けるというのも魅力でしたね。

現在はドライバーの仕事からは離れ、所長を務めています。倉庫・車両・人の管理が主な仕事ですね。倉庫では機械を使うことも多いので、安全管理には常に気を配っています。車両の管理は車検や3ヶ月点検などの法定点検に合わせてメンテナンスを行っています。人の管理ではドライバーのスケジュール管理をしています。マネジメント業務なので、ドライバーをしていたときとは全然仕事の内容は違いますね。ひとつひとつ指示をしなければいけない人や自己判断でやってしまう人など、ドライバーの性格によっても指示の仕方が変わるので苦労はありますが、それも仕事なので各ドライバーの個性を楽しむようにしています。

ドライバーをやっている時は長距離を走ることが多かったです。一番遠くに行ったのは鹿児島県の種子島で、車とフェリーで合わせて20時間くらいでした。長距離ドライバーをやっているとよく「いろんな場所に行けてうらやましい」と言われましたが、実際は遊んでいる時間はあまりないんですよね。基本すぐ戻らなきゃいけないことがほとんどですし、トラックを置く場所もないので一般にイメージされるような観光し放題っていうことはありませんでした。ただ、そうなるとお土産くらいはって思うじゃないですか。一応、長距離のドライバーには手当てが付くのですが、せっかくだからと行った場所ごとにお土産を買ったり名物を食べたりするとすぐお金が飛んでいっちゃうんですよ。そういうところが地味に大変でしたね。ドライバーの仕事自体は運転している時間がほとんどなので、楽でした。

休日はドライブに行ったり、猫を3匹飼っているので猫と遊んだりしています。ドライブでは日光に行ったり、関東近郊をぷらぷらすることが多いです。猫は食費が毎月1万円以上かかるんですよ。先月は手術があって医療費で8万円ほどかかりました。今は他に趣味もないので、猫のために働いてるような感じですね。長距離輸送から戻ってきたときにも、愛猫が癒してくれるから続けられるのかもしれません。

職場はいつも明るくアットホームな雰囲気で働きやすいです。弊社は平均年齢が45歳くらいなのですが、元気な人が多いのが魅力ですね。会社には8時に出社して18時に帰ります。残業はしないと決めているので、メリハリをつけて働けるのがいいですよね。今後の目標は現状維持です。このまま働き続けることが出来ればいいなと思います。トラックドライバー＝大変というイメージが持たれがちですが、実際に働いてから気付く魅力がたくさんある仕事だと思っています。そうでなければ20年以上も働けませんよ。まあ、兄が別支店で所長をしているので、半分意地で働き続けている部分もあるんですけどね。求めている人材はトラックドライバーの経験のある方です。中型免許を持っている元気な30代の方はぜひ弊社で一緒に働きましょう！